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Entrekker
旅を愛するすべての人へ。
Entrekker は、実際の体験談を詩や言葉で綴ったブログです。
旅人のちょっとしたひと休みや、旅に出発するきっかけとして
ぜひ読んでみてください。
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心の琴線に触れるのは?
こんにちは、Mikaze です。 つい先日、木枯しが吹き冬の訪れを告げたようで、背中からすっと身の引き締まる心地になりました。 とはいえ、朝は寝袋のぬくぬく感から抜け出せず、いもむしみたいにもぞもぞすることも多いです。 皆さんは、急な冷え込みに体調など崩されてはいないでしょ...
S Mikaze
2023年11月17日読了時間: 9分


東京都会編:ストリートスナップ
みなさんこんにちは、Mikaze です。 夏真っ只中、ついに東京にやってきました。 とはいえ、車での移動はさすがに酷なもので、東京の田舎に息を潜めようかと思っていたのですが…やはり都会に行くべき使命のようなものも感じて。...
S Mikaze
2023年8月7日読了時間: 2分


岩ときどき花
皆さんこんにちは!Mikaze です。 蒸し暑い日が続きますね。 今年はうちわで乗り切るつもりなんですが… 果たして大丈夫でしょうか。 旅は変動していて、1つの都道府県1週間と決めていたのですが、少し短くする事も増えてきました。...
S Mikaze
2023年7月4日読了時間: 7分


再生する街 三陸海岸
こんにちは、Mikaze です。 今回は、宮城県に突入したということで、岩手から宮城にかけて、三陸海岸の街を紹介したいと思います。 実は私、宮城県には一度観光で行っておりまして、今回は2回目となります。その時には立ち寄ることの出来なかった海岸沿いの街…東日本大震災から10年...
S Mikaze
2023年5月30日読了時間: 6分


pm5:13
悲しみがエンドレスに 橋の向こうまで続いていると 船着場のトリとネコが びっくりしてこっちを振り向くんだ 口笛を吹いて とぼけた顔でごまかしたら 影がゆっくり家々を包み込んで 世界はやわらかな色で満たされる 沈んだ気持ちは波の下に落ち着いて その上を跨ぐのは...
S Mikaze
2023年2月19日読了時間: 1分


実り
まだくっついているよ 爽やかな朝が まだ見上げているよ とびきりの空の片隅を よく知らない街で 明るいオレンジが笑ってくれた ここにいてもいいんだって その代わりと言ってはなんだけど 葉の透き通るみどりの美しさに 感動してくれないかって たくさんの色を持っているからさ...
S Mikaze
2023年1月29日読了時間: 1分


散歩
なんとも頼もしい限りで お日さまの側でアイツは潜んでいるんです 腰が重たい日もありましょう 怠けたくて仕方がない日もありましょう そんな時は偶然を祈りましょう 会えたらきっと 可愛げにこちらを振り向いてくれますよ 横暴に目の前でゴロゴロしますよ そしたら引っかかる迷いなんて...
S Mikaze
2023年1月22日読了時間: 1分


上より
うたた寝をしていたら 街がたくさん出来上がっていたよ アダムとイヴが あの実をかじった時から 人は罪を背負っていたはずなのに 「生きる」という罪を 握りしめたはずなのに 人は独りでは生きていけないから 誰かにすがり付いたり 誰かに引っ張り上げられたりして...
S Mikaze
2022年12月20日読了時間: 1分


クリスマス駅
聖なる日が 近づいている ふわふわ、きらきら それから 赤いおじさんみたいに せわしなく動く人々 誰と過ごそうか? どこで過ごそうか? 何をしてみようか? 冷たくなった手で 大切なプレゼントを抱えて 浮き足立って なんだか落ち着かなくて 心まで凍りついてしまいそうだ、...
S Mikaze
2022年12月15日読了時間: 1分


待ちぼうけ
呑気な夕陽は 曇りガラスをすっと通り抜けて 今日の決別と明日のお楽しみを運んでくるのさ とうの私は 死にかけの影を引きずって待ちぼうけ 陽気な音楽と一緒に電車がやってきて 扉が開いたら 黄色い一線が目下にあるものだから、 すべて もみくちゃにされながら どうにか勇気と...
S Mikaze
2022年12月9日読了時間: 1分


空き地
皆違う方向を見ている 違う方向を向いている 誰も答えを知らない その先の答えを知らない 時が経った 時が経ったのを忘れていた おかしな組み合わせに見えた 誰も答えを知らないから それでも構わなかった 苔が頭にまとわりついた これで良かったのだろうかと 誰かは考えた...
S Mikaze
2022年11月29日読了時間: 1分


ぼんやりとした
文字、電飾、看板 歩く人、話す人、振り返る人 写真を撮る人、 ウィンドウにうつった 広がる街の残像 フレームのない曇り空は 気の進まないメニューに添えられた サービスのコーヒーみたいな 気の抜けたときにこぼれ落ちる ひとりぼっちの心地良さみたいな...
S Mikaze
2022年11月23日読了時間: 1分


水鏡
反対側の世界で ぼくらは見ている 歪んだ鏡の中で 空気を肌で感じられる世界に 密かな憧れを抱いている 何かの走り去る音が聞こえた 何かの過ぎ去る感情が震えた 通りかかったあの子の目線で 街をスキップしてみたかった 変な形の物体が空を飛んでいた それよりもっと高く翼を広げて...
S Mikaze
2022年11月12日読了時間: 1分


残骸
人類が歩くことを忘れた頃に ツタを巻きつけて覆い隠すように 人が生きた痕跡は混ざり合うのだろう 聞いたことのないメロディーが頭を掠めると 同時に懐かしい記憶が溶け込むように その旋律に重なるのだろう それを儚さと言う前に 言いようのない美しさが在ると悟った...
S Mikaze
2022年11月4日読了時間: 1分


夕刻の噴水
薄暗く青い地面に光の粒が舞う 非現実の一角を垣間見たように これが最後の日だって誰かが言っても 冥土の土産にはならないって分かってる 子供も大人もその光に憧れる 思わず手をそちらに向けて 掴めないものを掴もうとする ありきたりな日がまた明日やってくると知っても...
S Mikaze
2022年10月18日読了時間: 1分


外側と内側
落ち着きを与える平行線でも 冷静さと規律を与える垂直線でもなく 心を動かしたのは 平然と並べられた窓 その向こうに見えるピンク色のカーテンだった 室内から聞こえてくるのはクラッシックかピアノの音 置かれているのは木製の、彫刻の施された美しい家具...
S Mikaze
2022年9月26日読了時間: 1分


看板の道
鮮やかな発色が 私を未知の場所へといざなう 心が落ち着くのはなぜだろう 歓迎の看板は、通りをかっさらう風を快く受け入れる どんな人物の侵入も拒まなかった 私は愉快になって、電柱の影を辿る 壁に書き殴られた落書きは呪文のようで 閉ざされた小さな扉はミステリアスな女性みたい...
S Mikaze
2022年9月23日読了時間: 1分


成長
昔、よく近所の子と遊んでいた秘密の場所は 上から見ると僅かな影を落としていて 人々は豆粒みたい 子供の目線で見ていた大きなものたちは あまりにもちっぽけだった 大人になって 失ったものはその尊さ その代わりに築いたのは 無知で愚かな人間の礎 そして破天荒な道を行く...
S Mikaze
2022年9月16日読了時間: 1分


裏路地
薄暗い曇色の下 目を見張らなければ過ぎ去ってしまいそうな場所に 散りばめられた光があった 人の息づく看板が 誰かの羽目を外した笑い声が 肉のジュージューと焼ける音や、香辛料のスパイシーな香りが 私の頬に心地よい風を与えた 公に現れないものは多くあれど...
S Mikaze
2022年9月4日読了時間: 1分


雨宿り1928
雨粒が背中をおして 言われるがままに濡れた歩道を駆け抜けた 行き交う人もすれ違う車も せわしなく帰る場所へ向かっていく 窓から漏れる明かりは 夜の始まりを仄かに伝え どこかで聞こえるカラスたちの声は 夕食のスープを狙っているような気がする 視界を遮る電柱のすきまに 1928...
S Mikaze
2022年9月2日読了時間: 1分
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