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Entrekker
旅を愛するすべての人へ。
Entrekker は、実際の体験談を詩や言葉で綴ったブログです。
旅人のちょっとしたひと休みや、旅に出発するきっかけとして
ぜひ読んで みてください。
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河童の潜む町に踏み入る
こんにちは、Mikaze です。 今回は、岩手県遠野市に足を運んだ話をしようと思います。 岩手県は、青森県に続き、入り組んだ三陸海岸の絶景を見ることのできる自然豊かな場所です。その光景は、写真をバシバシ撮ったので皆さんにお見せするのも良いのですが…...
S Mikaze
2023年5月27日読了時間: 5分


北海道ご当地動物との出会い
こんにちは、Mikaze です。 ついに、北海道の地へ足を踏み入れ、ぐるっと周回、最北端から道東、道南…とても長い距離を車で走ってきました。 いやぁ、本当に長かった。 ドライブ好きの私も、半日以上の運転でさすがに気が滅入りました。...
S Mikaze
2023年5月19日読了時間: 5分


火山の軌跡に思いを馳せる
こんにちは、Mikaze です。 今回は、秋田県の旅路で見つけた火山の跡に焦点を当てて、紹介したいと思います。 秋田県は山形県につながって日本がまだ海の底だった時代の名残、鳥海山の岩なだれがつくった地形や、海底火山から生まれた奇怪な岩などの痕跡が残っていました。...
S Mikaze
2023年5月1日読了時間: 4分


遊佐町の自然に魅了される
こんにちは、Mikaze です。 今回は、山形県の北に位置する町、遊佐町 (ゆざまち) の自然を2つ紹介します。 山形県は自然豊かな場所が多いですが、私はこんなに面白く美しい景色を初めて見たので、とても感動しました。 それでは、どうぞご覧ください。 1....
S Mikaze
2023年4月24日読了時間: 3分


吊り橋
にっちもさっちもいかない 転がる自分の影をひろって 赤い吊り橋をそろそろと歩く その先は行けそうにない 飛び越えられそうにない 頭がそろり揺らされながら 差し込む光のそばでうずくまる 下は怖くて見下ろせそうにない 上はまぶしくて見開けそうにない しかしなんだ...
S Mikaze
2023年2月10日読了時間: 1分


実り
まだくっついているよ 爽やかな朝が まだ見上げているよ とびきりの空の片隅を よく知らない街で 明るいオレンジが笑ってくれた ここにいてもいいんだって その代わりと言ってはなんだけど 葉の透き通るみどりの美しさに 感動してくれないかって たくさんの色を持っているからさ...
S Mikaze
2023年1月29日読了時間: 1分


ヌマスギ
地面にしっかり根を張って その間から 逆さまになって顔を覗かせると ふつうじゃないことも これがふつうかもって 納得できたりする 地面からこっそり頭を出して あたりを見渡して 新しい世界に突っ込むと 机上で考えていたことも こんなふうだったんだって 発見できたりする...
S Mikaze
2022年12月26日読了時間: 1分


移り葉
人気のない大きな駐車場で 溢れんばかりのいのちが 私に囁いては揺れている 小さな者も、青々とした者も 大きな者に負けないくらい主張して もっとわたしをみてよって もっとこの手を広げてみてよって もうすぐ全ての色が落ちることも 落ちて白色に包まれることも 受け入れているんだ、...
S Mikaze
2022年12月7日読了時間: 1分


空き地
皆違う方向を見ている 違う方向を向いている 誰も答えを知らない その先の答えを知らない 時が経った 時が経ったのを忘れていた おかしな組み合わせに見えた 誰も答えを知らないから それでも構わなかった 苔が頭にまとわりついた これで良かったのだろうかと 誰かは考えた...
S Mikaze
2022年11月29日読了時間: 1分


うつろい
穴あきのわたしには ちょっとした特技がある それは 黄金の光を透かすこと みんなにゆっくり与えられる ちいさな輝きの時間に 光が溶け合って それはもう、 美しい存在になれるけれど 穴あきのわたしには それなりに時間がかかって やっと、 照らされたあかつきには...
S Mikaze
2022年11月15日読了時間: 1分


残骸
人類が歩くことを忘れた頃に ツタを巻きつけて覆い隠すように 人が生きた痕跡は混ざり合うのだろう 聞いたことのないメロディーが頭を掠めると 同時に懐かしい記憶が溶け込むように その旋律に重なるのだろう それを儚さと言う前に 言いようのない美しさが在ると悟った...
S Mikaze
2022年11月4日読了時間: 1分


共生社会
雨露を飲むことが気休めになった 隣のひとは私に近寄るなと言っても せめぎ合うこの地では通用がしない 仕方ないので自分の領域を守る 到底ふたりぶんなど入りはしない 滴る水が疲れを流した どれだけひとりの時間が好きでも 小さなネットワークは作らなくてはいけない...
S Mikaze
2022年10月29日読了時間: 1分


滝の下
叫びたい 大嫌いなことも、つらいことも 大好きなことも、愛していることも いつもわたしは 小さく掠れた声で呻くようで 大勢の中に紛れてかき消されてしまう 叫びたい 繋がっているこの命を 生きているこの確かな感覚を 偉大な世界を全身に浴びて いつものわたしのように...
S Mikaze
2022年10月17日読了時間: 1分


ブルーベリー(たくさん)
甘いか酸っぱいか、甘酸っぱいか その実を口にするまで分からない 何回も試してみては 同じことを繰り返す時もある とびきりの良いものを引き当てるまでじゃない とびきりの満足を得るまでだ 嘘つきを信じてみたり 夢の続きを考えてみたり ふらふら彷徨っては...
S Mikaze
2022年10月7日読了時間: 1分


焚き火
試しにやってみることは とても勇気がいることだ 失敗と後悔を恐れているのは 炎のように長く生き続ける術を知らないから どうにかして燃え広がった魂によって 腹一杯に食べられる料理が出来た 寒さをしのぐ灯火が出来た 我ながら充分だと思う 充分な成果である...
S Mikaze
2022年9月28日読了時間: 1分


花
片隅にそっと顔を覗かせている その小さな放浪者は 瑞々しく身体を震わせ 風を断ち切って自分の居場所を見つける 恋に恋する蕾達や 過去に寂しさを残した細長い葉は 太陽の眩しさに圧倒されて 影をじんわりと地に映した あっという間に縮こまった身は その光を受け止めきれない...
S Mikaze
2022年8月7日読了時間: 1分


寄り道
少年が誰かの名前を叫ぶ こっちだよ、と少女が話しかける 色とりどりの白と黒 学生服がぱらぱらと走りまわって なんでもない脇道を闊歩する 帰り道だろうか? 彼らのあどけなさが遠目に見えて どこかに忘れていたものが蘇る あの頃の私 夢を抱いた私 白い靄が辺りを覆っても...
S Mikaze
2022年6月22日読了時間: 1分


庭園
鮮やかな緑は梅雨の訪れを密かに告げた 音は静かに柔らかな絨毯に染み込んでいく 植物たちはそこに共存し 主人の眺めたであろうその美しさを保っている 私は禁断の果実に触れるように その庭園に踏み込む時に息を潜めたが 誰もいないその空間に...
S Mikaze
2022年6月21日読了時間: 1分


竹林
さらさらと 笹が揺れて静かな道に呼び込んだ ゆっくりとしなって 爽やかな空気を先へと送らせる 間には日の光がちらちらと輝き 私の足が地をついて 見上げれば伸びた矛先が 天に向かう勢いでそびえ立っていた 枯れ落ちた笹の葉が空を舞う 桜の花びらに似た儚さが...
S Mikaze
2022年6月7日読了時間: 1分
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