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Entrekker
旅を愛するすべての人へ。
Entrekker は、実際の体験談を詩や言葉で綴ったブログです。
旅人のちょっとしたひと休みや、旅に出発するきっかけとして
ぜ ひ読んでみてください。
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ロマンス
理性が飛ばされそうになって それでもいいと思えた時 突然、恋がやってきた ロマンチストにならなくても 甘酸っぱさも苦味も感じられる 時折自分を見失って、もがいて もがいても分からなくなって、 愛する人を目の前にした時 感情はむき出しになる 感謝のひとつもロクにできないが...
S Mikaze
2022年6月1日読了時間: 1分


ギャラリーにて
器の形はそれぞれの個性が現れる その中には太陽の光と 愉快なレコードの旋律が染み込んでいる ザラザラした土の質感 ツルツルしたコーティング 少し歪な手作りの跡 職人の息吹が木製の机に並ぶ もしも淹れたてのお茶がここに注ぎ込まれたなら 香ばしいコーヒーが湯気を立てたなら...
S Mikaze
2022年5月20日読了時間: 1分


帰り道
思いの外 夜の世界はすっきり 辺りの家々は点々と 大通りには街灯がぽつぽつ 隅々まで妖しい空気が行き渡り 月明かりに照らされた私の肌は 心踊らせ白く透き通る 五月蝿いものはすべて脱ぎ捨てた 丸裸のまま湯船から足を上げ 窓の向こうへ行きたいと願った記憶が 目の前を横切った...
S Mikaze
2022年5月18日読了時間: 1分


弾き語り
ありがとう というフレーズが 街の中心近くで聴こえてきた ありきたりな言葉だと感じても 咄嗟にその考えはかき消された 彼の言葉に耳を傾ける者は多くはないが 一瞬発信地を見据える者は数知れず 歌声は 大勢の通り過ぎる場所で その言葉が隙間をぬって 心の内側に微かに響く...
S Mikaze
2022年5月8日読了時間: 1分


街影
人通りから離れた川岸で 鳥は置物のように静止して じっと羽を休めている 誰の目にも留まらないその姿が 風景に一体化して溶け込んでいる 街中に入り込んだ楽園は 知らないうちに側でひっそり息を潜め 生命を内側に宿していた それは賑わう商店街や 雑踏の中にそびえ立つビル群よりも...
S Mikaze
2022年5月6日読了時間: 1分


ヘーゼルナッツラテとバナナウォルナッツケーキ
死者とロボットは羨ましがるが 別に気にしなくていい 誰も咎めやしない 明日がやってくるなんて誰にも分からないんだし 口にするのがもったいない? そんなことは気にしなくていい もう五感はとっくに研ぎ澄まされているし 身体は喜んで虫みたいに光っている 口にしたら罪なんて...
S Mikaze
2022年5月5日読了時間: 1分


フレーム
広い芝生が地平線を覆っていて ニョキニョキとキノコのように 草木や建物が生えている 生えていない生き物たちは 散々にその上を渡り たいそうご機嫌である かくいう私も 平和の箱からそれを眺めてご満悦だ 時間という妙な制限は ここには存在しないらしい...
S Mikaze
2022年5月3日読了時間: 1分


発見
何十億年先の 我々のいなくなった頃 目の前にある光景は同じ姿形をしているだろうか それらは原型をとどめているだろうか どんなものに生まれ変わっても愛せるものはあるだろうか 例えば、小さい頃の楽しい思い出の詰まった公園は 大人になった自分には あまりにも小さな場所だった...
S Mikaze
2022年5月1日読了時間: 1分


遭遇
織りなす色は繊細に紡がれ 瞳にその彩りを描いて残す 鮮明な配色は、森が得意な光の粒 言葉にできない色たちが 緑の枠を超えて集う 水面に映るは、絵筆を落として染み込んだ空想の世界 釣り人はそこに糸を垂らし、沈黙の中を彷徨う 心は水面のように揺れて...
S Mikaze
2022年4月30日読了時間: 1分


庭の傍観者
草花たちは 黙っていても 蔑んだり、欺いたりすることはない 素直な想いを花びらに乗せて ゆらゆらと揺れているだけ 曲がっていたり、ザラザラしていたり 沢山集まっていたり、散らばっていたりするけれど 互いに肩を寄せ合って 鮮やかに、可憐に調和をつくるのだ...
S Mikaze
2022年4月29日読了時間: 1分
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