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Entrekker
旅を愛するすべての人へ。
Entrekker は、実際の体験談を詩や言葉で綴ったブログです。
旅人のちょっとしたひと休みや、旅に出発するきっかけとして
ぜひ読んでみてください。
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天使の眠る庭
こんにちは、 Mikaze です。 長く蒸し暑い夏がずっと続いていましたが、どこかで涼しい夜風に乗って、秋虫の鳴き声が耳に心地よく聴こえてくるようになりましたね。 筆者もようやく背伸びをして外に出かけることができそうです。...
S Mikaze
2024年9月22日読了時間: 4分


長崎の廃墟探索
こんにちは、Mikaze です。 皆さんお元気に過ごしていましたか。 旅を終えてからずいぶん月日が経ちました。筆者は、故郷に帰ってからしばらく仕事に勤しんでいましたが、この旅の記録を、ふと宝箱の蓋を開けるような気持ちで思い出しました。自分一人で大事にしまっておくにはもったい...
S Mikaze
2024年8月4日読了時間: 9分


東京都会編:ストリートスナップ
みなさんこんにちは、Mikaze です。 夏真っ只中、ついに東京にやってきました。 とはいえ、車での移動はさすがに酷なもので、東京の田舎に息を潜めようかと思っていたのですが…やはり都会に行くべき使命のようなものも感じて。...
S Mikaze
2023年8月7日読了時間: 2分


一切経山の登山とダリの美術館
こんにちは、Mikaze です。 今回私、福島にて初めての本格登山をしてきました。 それが、一切経山 (いっさいきょうざん)という山です。此処へは『魔女の瞳』と呼ばれる美しい沼があると聞きつけて、これは登るしかないだろうと思い挑戦しました。...
S Mikaze
2023年6月8日読了時間: 6分


再生する街 三陸海岸
こんにちは、Mikaze です。 今回は、宮城県に突入したということで、岩手から宮城にかけて、三陸海岸の街を紹介したいと思います。 実は私、宮城県には一度観光で行っておりまして、今回は2回目となります。その時には立ち寄ることの出来なかった海岸沿いの街…東日本大震災から10年...
S Mikaze
2023年5月30日読了時間: 6分


pm5:13
悲しみがエンドレスに 橋の向こうまで続いていると 船着場のトリとネコが びっくりしてこっちを振り向くんだ 口笛を吹いて とぼけた顔でごまかしたら 影がゆっくり家々を包み込んで 世界はやわらかな色で満たされる 沈んだ気持ちは波の下に落ち着いて その上を跨ぐのは...
S Mikaze
2023年2月19日読了時間: 1分


上より
うたた寝をしていたら 街がたくさん出来上がっていたよ アダムとイヴが あの実をかじった時から 人は罪を背負っていたはずなのに 「生きる」という罪を 握りしめたはずなのに 人は独りでは生きていけないから 誰かにすがり付いたり 誰かに引っ張り上げられたりして...
S Mikaze
2022年12月20日読了時間: 1分


空き地
皆違う方向を見ている 違う方向を向いている 誰も答えを知らない その先の答えを知らない 時が経った 時が経ったのを忘れていた おかしな組み合わせに見えた 誰も答えを知らないから それでも構わなかった 苔が頭にまとわりついた これで良かったのだろうかと 誰かは考えた...
S Mikaze
2022年11月29日読了時間: 1分


ぼんやりとした
文字、電飾、看板 歩く人、話す人、振り返る人 写真を撮る人、 ウィンドウにうつった 広がる街の残像 フレームのない曇り空は 気の進まないメニューに添えられた サービスのコーヒーみたいな 気の抜けたときにこぼれ落ちる ひとりぼっちの心地良さみたいな...
S Mikaze
2022年11月23日読了時間: 1分


残骸
人類が歩くことを忘れた頃に ツタを巻きつけて覆い隠すように 人が生きた痕跡は混ざり合うのだろう 聞いたことのないメロディーが頭を掠めると 同時に懐かしい記憶が溶け込むように その旋律に重なるのだろう それを儚さと言う前に 言いようのない美しさが在ると悟った...
S Mikaze
2022年11月4日読了時間: 1分


外側と内側
落ち着きを与える平行線でも 冷静さと規律を与える垂直線でもなく 心を動かしたのは 平然と並べられた窓 その向こうに見えるピンク色のカーテンだった 室内から聞こえてくるのはクラッシックかピアノの音 置かれているのは木製の、彫刻の施された美しい家具...
S Mikaze
2022年9月26日読了時間: 1分


成長
昔、よく近所の子と遊んでいた秘密の場所は 上から見ると僅かな影を落としていて 人々は豆粒みたい 子供の目線で見ていた大きなものたちは あまりにもちっぽけだった 大人になって 失ったものはその尊さ その代わりに築いたのは 無知で愚かな人間の礎 そして破天荒な道を行く...
S Mikaze
2022年9月16日読了時間: 1分


雨宿り1928
雨粒が背中をおして 言われるがままに濡れた歩道を駆け抜けた 行き交う人もすれ違う車も せわしなく帰る場所へ向かっていく 窓から漏れる明かりは 夜の始まりを仄かに伝え どこかで聞こえるカラスたちの声は 夕食のスープを狙っているような気がする 視界を遮る電柱のすきまに 1928...
S Mikaze
2022年9月2日読了時間: 1分
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