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蓼科高原と雄大な自然に親しむ

  • 執筆者の写真: S Mikaze
    S Mikaze
  • 2023年10月24日
  • 読了時間: 7分

更新日:2023年11月17日

 こんにちは、Mikaze です。


 秋晴れの爽快な日々が続いていますね。

 過ごしやすいので、山へ海へとすいすい足が運びます。

 日中は車内が暑くないので嬉しいですが、夜との寒暖差は強く車中泊は寒くなってきました。筆者は、寝袋を魔法瓶のブランケットで包んで暖かくしています。


 金木犀の香りが鼻を掠め、あっという間に冬になりそうで物寂しい秋…

 この貴重な1日1日を大切に過ごしていきたいです。


 さて今回の旅は、長野県です。

 残暑の厳しい夏の終わり頃、標高の高い場所を求めて車を走らせました。

 そして辿り着いたのが蓼科高原(たてしなこうげん)

 涼しくて空気が美味しくて気持ちよすぎて…もうずっと居たくなってしまいました。

 実際に結構長く滞在していました(笑)


 そんな魅力的なスポットを紹介します。


 どうぞご覧ください。



. 始まりはビーナスライン蓼科湖


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                             ビーナスライン蓼科湖に立ち並ぶお店


 はじまりはここから。

 蓼科高原の道の駅『ビーナスライン蓼科湖』です。


 ビーナスラインの長い下り坂や上り坂をくねくねと走り抜けると、蓼科湖の側に広い駐車場が見えてきます。

 標高は1250m。車を降りると涼しくて爽やかな風が吹き込んできて、最高に心地良い場所です。

 道の駅には、蓼科のアイスクリーム屋さん、洋服屋さん、アウトドアグッズのショップなどのオシャレなお店が並んでいます。



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                                 牛乳ソフトクリームを味わう


 『蓼科アイス』さんの牛乳ソフトクリームを買ってみました。

 地元の「八ケ岳中央農業実践大学校」で採れた牛乳を使っているそうです。


 可愛らしいフォルムにうっとり。

 中の味はとってもクリーミーで優しい甘さ。冷たくて美味しかったです。

 ちなみに、『蓼科アイス』さんのソフトクリームは、他にもアカシアはちみつのトッピングや「濃厚ソフトクリーム」なるものがありました。ちょっと高級感があって美味しそう… 次回はこれを食べてみたいです。



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                                   蓼科湖の畔に広がる自然


 湖の畔に向かっていくと、白樺や落葉松の木が生えた緑の深い場所が広がっています。

 木々の揺れ動く音が優しく、木漏れ日がそっと肌を撫でれば、小鳥のさえずりがどこかで聞こえてくる……

 すうっと息を吸いたくなるような場所です。

 ここで椅子に座って黄昏ながら、のんびり読書したいですね。



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 あれ、よく見ると白鳥ボートが優雅に泳いでいます。

 皆さんはこのボート乗ったことありますか?


 実は、私は乗ったことないんですよね…

 休日にこのボートに乗って、のんびり湖を眺めるというのも素敵ですね。






. 息をのむ御射鹿池


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                                     静寂を偲ぶ御射鹿池

 『ビーナスライン蓼科湖』から車で30分ほど。

 

無数のカラマツ林が水面に映る御射鹿池があります。


 標高1500mの奥地にあり、清らかな水が空をひっくり返した鏡のように美しいです。

 東山魁夷の『緑響く』のモチーフになったことでも知られています。

 実は、これは農業用のため池で、冷たすぎる八ヶ岳の水をお日様に当てて稲作に利用するために、昭和の初めにつくられたものだとか。現在も地元の人々に大切に使われているそうです。


 湖のすぐ近くには行けないので、反対側の道に並ぶ木々の間から覗くことになります。


 一生懸命写真を撮っていると、訪れた人が「昔はもっと白かった」と話しているのが聞こえました。

 きっとカラマツの木々のことでしょう。本来はもっと白く幻想的だったのですね。


 しかし、今でも静かな水面は健在しています。

 時間帯や季節によっても見え方が変わってくるでしょう。

 早朝に訪れたなら、もっと美しい水面に出会えるかもしれませんね。





3. 躍動する蓼科大滝


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                                    蓼科大滝へ向かう途中


 次に紹介するのは、蓼科大滝です。


 御射鹿池から20分ほど、走った道を戻り、スタート地の道の駅を越えて蓼科山ヘ向かう途中にあります。最初は、緑の生い茂る原生林の中を掻い潜って行きます。



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                                       蓼科大滝の清流


 水の流れ落ちる大きな音が聞こえてくると、立派な滝が現れました。


 これが蓼科大滝です。

 高さは25m、幅は10mあります。

 苔むした岩肌に染み込む力強い流れが、生命力を感じさせてくれます。

 



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 そして驚いたのは、水の透明度です。

 滝から少し下流に行くと、水面に光が反射して青色に透き通っていたのです。

 筆者は、滝よりもむしろそっちに見とれてしまって、岩の上でしゃがんでじっと見ていました。

 表情を変える水はどうしてこんなにも美しいのでしょうか。






. 白樺湖の畔で一息


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ボートの周遊するミニレマン湖


昼休憩に立ち寄ったのは白樺湖の畔。

 コンビニでおにぎりを買って、芝生に転がって食べることにしました。

 この日は休日とあって、近くにはアミューズメントパークが立ち並ぶため、多くの家族連れで賑わっていました。


 それから、ここにも白鳥ボート。

 楽しそうだなあ。



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 本物の白鳥……もといカモもいました。

 集まって水浴びしている様子。非常に可愛らしいです。



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                                     白樺湖に生える白樺


 芝生でピクニック気分を味わった後は、白樺湖の畔に近づいてみます。


 キラキラとした水面に映る白樺のなんと美しいこと…

 底知れない高揚感で胸がいっぱいになりました。


 筆者はこんな素敵な光景を見るとよく、天国がもしあったらこんな所なのかな…という気持ちが頭をよぎります。

 結構大げさな解釈ですが、そのくらい自然の美しさに感動しているのです。


 白樺湖の奥には、霧ヶ峰高原も見渡すことができます。






. 車山で心地よい風にあたる


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                                      壮大な霧ヶ峰高原


 白樺湖を出発、壮大な高原を眺めながらビーナスラインを車で走らせます。

 霧ヶ峰に到着しました。

 見晴らしの良い場所で思わずぐーっと伸びをします。



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 足元には高山植物のヤマハハコ(?)が可憐に咲いていました。



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 さて、霧ヶ峰高原の美味しい空気を存分に吸ったあとは、さあ車に戻ろう…

 ではなく、ちょっと山登りをすることに。

 実は、翌日に天狗岳という山を登る予定がありました。ちょっとした運動不足もあり、準備運動に車山を登ろう!と考えたのです。


 車山山頂までは、駐車場から30分ほど歩けば辿り着けるお気軽コースです。

 とはいっても、山頂の標高は1925m、強風に煽られ、登るまでの道のりは岩がゴロゴロとしていて…

 筆者、サンダルで歩くのは流石に軽装備でした。

 足つぼが刺激されまくって大変でした。


 登山はしっかり歩きやすい靴をおすすめします。




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 さて、山頂に無事辿り着きました。

 なんとも爽快!



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                                     車山山頂からの一望


 山頂では、長野県茅野市の盆地を眼下に八ヶ岳、北・中央・南アルプス、浅間山美ヶ原などが360度一望できます。

 贅沢極まりない素晴らしい景色です。




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 そしてなんと、あの富士山も見えたんですよね…

 分かりますか?

 

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 ここ!

 に富士山が見えています。


 長野県から富士山が見えるなんてびっくりです。

 天気が良かったので十分に見えました。

 しかし、天気が良すぎて霞んでいる気も少しします。もっとはっきり拝むことのできる日があるかもしれませんね。



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                                       車山神社の鳥居


 堂々とそびえ立つ鳥居は、車山神社のもの。

 此処は縄文時代から山々を崇拝する聖地として、人々の祈りの場所であったそうです。

 車山神社では、日本神話において山を支配する神「大山祇神(おおやまつみのみこと)」を祀り、山々と訪れる人々の安全を守り続けています。






まとめ:雄大な自然に染まる


 いかがでしたか。


 今回は、長野県茅野市の蓼科高原と、周辺の自然スポットをご紹介しました。

 ベストシーズンは紅葉の季節ともいわれていますが、避暑地としても素晴らしい場所です。

 そして、広大な自然を満喫できることは何よりも心身のリフレッシュになりました。


 なお蓼科高原周辺は爽快なドライブルートが広がっていますが、坂道のアップダウンが激しくガソリンも高いので、運転には十分お気を付けください。

 筆者の4WDの軽自動車も、これでもかとブンブン唸らせて頑張ってもらいました(笑)


 それから、筆者が特に感じたことは、表情を変化させる自然色です。

 例えば、透き通った水の色、重なり合う葉っぱの色など… 

 勿論、日の当たり具合や時間帯によっても変わるものですが、いつ見ても飽きのこない数多の美しい色が輝きを放っていました。

 人間の瞳で見ることのできる色は100万色といわれていますが、筆者は目が悪いのでそんなに見えている気がしません。それでも、地球に存在するありったけの色を心で感じてみたいなと、壮大なことを考えたりします。

 カメラで撮影を行っていると、光と陰を微調整していい感じに捉える人の目は素晴らしいものだなとよく感じます。


 蓼科高原を訪れた際は、この奥深い自然の色合いにも目を向けてみては如何でしょうか。



 さて、次回はですね…

 ちょっと記事が長くなってしまったので、筆記しなかった天狗山について投稿する予定です。乞うご期待あれ。


 それでは、またお会いしましょう。





参考HP :

道の駅「ビーナスライン蓼科湖」茅野市HP

温泉パラダイス信州 蓼科アイス

蓼科高原観光ガイド 蓼科高原

茅野観光ナビ 御射鹿池

蓼科高原観光ガイド 蓼科大滝


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