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瑪瑙の原石を探せ

  • 執筆者の写真: S Mikaze
    S Mikaze
  • 2023年7月13日
  • 読了時間: 5分

更新日:2023年8月7日

 こんにちは、Mikaze です。


 今回は茨城県にやってきました。

 ここで探せる宝石があると聞きつけまして…いざ宝探しに!

 それは、瑪瑙です。

 前回にも少しお話しましたが、筆者は最近石集めにハマっています。

 河原で素敵な石探しができるなんて願ってもみないことなので、冒険心がくすぐられるばかりです。


 ということで、早速行ってみましょう。



. 原石の転がる久慈川


久慈川の河原(富岡橋付近)

 まず、原石が転がっているのはこの久慈川という川です。


 ここは、茨城県の常陸大宮市にある富岡橋の近く。河原までは、近くに車を停めて行くことができます。

 瑪瑙は久慈川全域で拾うことができるのですが、この場所は他の方のブログでも少し掲載されている有名スポットのようで、アクセスがしやすい場所です。


 実は筆者、この河原に来るのは2回目です。

 前日にも採集に行ったのですが、その時はあまり下調べをしていなくて。

 瑪瑙の原石はどういったものなのか、微妙な見解で行ってしまいました。

 石には瑪瑙独特の模様があるようで、それが綺麗に出ているのが価値が高いとのこと。

 その模様ですが、ちょっとありすぎるとキモチワルイと思ってしまい、その時はつるつるてかてかの石ばかり集めていました。


 だから今回はリベンジということで、模様のある瑪瑙を探していきます。




 瑪瑙があるといっても、そう簡単に見つかる訳ではありません。

 雑多に転がる石の数々に、よく目を凝らさなければ見つからないです。

 普通の石より少し透明感があってツヤツヤしています。色は白〜オレンジ色が多いと思われます。 

 理想の石を求めて、川の側を歩きながら探していきます。




 これは…瑪瑙ではないと思うのですが、なんだか面白い石を発見しました。

 よく見ると、石の表面に年輪みたいな模様が入っています。

 あとで取り損なって後悔するのもアレなので、面白い石もとりあえずじゃんじゃん拾っていきます。



 水に濡れている方が分かりやすいです。

 乾くと、また全然違う姿になるので乾いている状態で探した方が良いかとも思ったのですが、石の透き通った感じはやはり濡れている方が分かりやすいので、水辺を探すことにしました。

 白くてツヤツヤしている…

 これは瑪瑙なのか?

 模様がなくて一色のものは玉随(カルセドニー)と呼ばれています。透明度が増すと水晶でもあり、石英が結晶化して固まり、縞模様のあるのが瑪瑙(アゲート)です。

 ですから、この石は玉随っぽいですね。

 見分け方が難しいので、とりあえず拾っておきます。



 浅瀬の水の中は、誰も手をつけていないであろう領域で、思わぬ良い石が眠っているかもしれません。

 この模様は…例の瑪瑙の模様でしょうか。

 筆者は、都合よく傘を持ち合わせていたので、傘の先で石をつついて水中から出します。




 瑪瑙っぽい石を拾っては探し、拾っては探し。

 気が付くと、川沿いをつたっていつのまにか大分歩いていました。




 んん?

 

 これは瑪瑙っぽいけれど朱色をしています。

 珍しいですね。




 水は綺麗で透明感があるので、石探しがしやすいです。


 浅瀬が広範囲に広がっているのも嬉しいポイントでした。

 中には、これは瑪瑙だろう!と思っても大きくて持ち帰れなかった石もありましたが。

 あんまり大きいと車の空きスペースでコレクション出来ないので、手のひらサイズの石しか持ち帰れないのは少し残念ではあります。



                             大きくて持ち帰れない石も眠っている


 ふと顔を上げると、日が少し傾いていました。3時間くらい夢中になって石探しをしていました(笑)

「もう充分に探し回ったよ」と久慈川が言っている気がしたので、そそくさと帰ることにしました。


 あとは、拾った石を綺麗に洗って見てみます。





. 瑪瑙はあるか?


                               車の中で並べて乾かしている様子


 拾った石たちはこちら。

 綺麗に洗って並べてみました。

 中には明らかに瑪瑙じゃない石も混じっていますが、これは模様が面白くて拾ってみた石です。

思ったよりも少ない?

 大きさや模様を選りすぐって拾い集めたからですね。


 ここから、さらに選別していきます。




 果たしてこの中に瑪瑙はあるのでしょうか。




 ちなみに、前日に拾った石はこれです。


 透き通っていますが、模様があるかというとほぼ無いですね。

 美味しそうな色をしています。




                                 スマホのライトに当ててみた 


 まず、一番分かりやすいのは光を当てて光るかどうかです。

 これで光るなら、瑪瑙の可能性がぐんと上がります。

 スマホのライトに当てて調べてみました。透き通って仄かに光ると非常に綺麗ですね。




 選別した結果、残ったのがこちら。

 この中に瑪瑙があったらいいな。

 専門家ではないのではっきりとは分かりませんが、コレクションに追加しました。磨いたらもっと輝きそうですね。

 しかし、この原石の素材そのままの形、自然の形も魅力的です。





まとめ:原石探しに夢中


                                    石探しはやめられない


 ということで、今回は茨城県の久慈川の畔で瑪瑙探しをしました。


 これだ!っていう自分の好きな石探しをするのはとても楽しいです。

 同じものは1つとしてない訳ですから、時間をかけて探し出す価値がありますね。

 拾った原石は飾るも良し、磨いて輝かせるのも良し。


 筆者は旅の途中で、全国の素敵な石探しをこれからも続けていきます。




追伸:

 瑪瑙について、後に本や博物館の資料で調べたところ、私が見つけたのは瑪瑙ではなかった模様。

 しっかり縞模様がないと瑪瑙とはいえないみたいです。

 うーん、ムズカシイ!

 でも、いい勉強になりました。綺麗な石が拾えたので後悔はしていないです。

 また再挑戦してみたいですね。

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